僕が所属している NPOは予防啓発活動を主にしているので、医療の現状について関心はありますが、意識レベルでエイズの知識を広めたり、差別をなくしたりする活動にとどまっています。
下の記事が今日報道されていましたが、高齢化社会になっている田舎の現状を考えると、救急車に乗る前に健康診断や外来で自分の健康管理をしないといけない時代だということを再認識しました。
ここだけの話ですが、先週に病院をたらい回しになってしまった救急車が立ち往生しているところを見てしまったんですよ。状況を書くとたぶん個人が特定されてしまうので書けませんが、自分を守るのは自分しかいないということを肝に命じないと田舎では生きていけないですよね。この高齢化社会になった今となっては。
じゃあどういう対策があるのかっていうことになるんですが、あるのかな?
医師不足を解決するのにレベルを落とされても患者は困っちゃうし、若者人口は減少していくんだから、課題は多いですよね。
僕が入っているNPOの代表は元歯医者さんなんですが、日系ブラジル人で、サンパウロで歯科医をやっていました。日本で歯科医院につとめることはできないんですね。もし、彼に日本で歯科医師としてやっていける日本語を教えてくれる日本語教育の環境があれば、1人歯科医師が増えます。意外に元医師とか元看護師とか教育レベルが高くて特殊能力を持ったブラジル人が浜松にいっぱいいるんですよ。
残念ながら、医療の専門用語を教える日本語学校はないんですよね。
静岡新聞 9月5日
救急外来受け入れ停止 10月から 袋井市民病院
袋井市民病院(袋井市久能)は10月1日から、平日午後5時から午後10時までの救急外来を重症患者などを除き、原則受け入れないことを決めた。医師不足を背景に過重労働に悩む勤務医の負担を減らすのが狙い。同時間帯は、市内の約40の開業医が当番制で救急患者を受け付ける。
同病院では平日夜間、内科、外科医の2人体制で当直体制をとっている。全国的に問題になっている医師不足は同病院でも例外ではなく、最大で60人近くいた医師は現在40人(非常勤を除く)。1人の医師が1カ月に3、4回の当直をこなし、当直の翌日に平常業務につくなどの状態が続き、医師の負担軽減が課題になっていた。
夜間の救急外来の8割が午後5時から午後10時に集中していることから、市内の開業医が同時間帯をカバーし、残りの時間を市民病院が受け持つことになった。これまで開業医がカバーしていた平日午後10時から翌午前6時までの救急当番医制度は廃止する。
管理者の原田英之市長は「医師の負担軽減のため、市民にもぜひ協力してもらいたい」と話した。同市では救急医療ガイドを今月中に全戸配布し、周知を図る。県内の公立病院では、掛川市立病院も10月から、平日夜間の一部時間帯で一次救急の受け入れを停止する方針を固めている。