今日はNPO法人リビングトゥゲザーの役員会でした。「日本エイズストップ基金」の事や総会などの打ち合わせをしました。
http://www.jfap.or.jp/stop/s_index.htm
僕は行けなかったんですが、3月7日と14日に藤枝の保健所とIPC(ブラジル人向けテレビ局)からの依頼でフラジル人学校にNPOリビングトゥゲザーが性感染症やエイズ/HIV、望まれない妊娠などについての性教育をしてきました。その時の模様を代表のフェルナンドからいろいろ聞くことができました。
生徒は日本でいうと小学校5、6年生です。もちろん男女一緒です。ですから、生理の話からしたそうです。
僕が一番驚いたのはコンドームの使い方を教えたこと。人参、なす、バナナなどを配って、コンドームをつけ方の実習をしたんだそうです。東京都は中学校高等学校での性教育を制限する方向に進んでますよね。より保守的な静岡県ではどうなんでしょうか。中学生にコンドームの使い方を教えてるかなぁ?中学生の場合10数%がセックスを経験しているという統計を見たことがあります。高校生だと半数くらいだったかな。
岩室紳他先生のサイトにくわしく出ているかもしれませんので、興味のある方はチェックしてみてください。
http://homepage2.nifty.com/iwamuro/
僕は中学生になったら自分の身体を守るために感染症の知識、性感染症の知識は必要だと考えています。ですからセックスに興味が出てしまうといけないから…ということではなくて、風邪やインフルエンザ予防の為に「手を洗う」「うがいをする」のと同様にコンドームを使うという事を科学的に教えないと、クラミジア感染は拡大するし、性感染症で困る子供達はあとをたたないのではないかと思います。
手を洗うことを知らない若者が多いって知ってます? 風邪やインフルエンザは手や指を介して感染するということも知らない若者は学校で何を習ってたの、って説明する度に思います。
とは言っても、性感染症やコンドームの事を学校で科学的に教えて欲しいと思いますが、同時に道徳教育や宗教の話もするべきだというのが僕の意見です。
女の子(だけじゃないけど)には自分を守る為にコンドームを使うということを教えるだけじゃなくて/男の子に望まれない妊娠をしない為にコンドームを使うということを教えるだけじゃなくて、
性感染症の予防や、相手を思いやる気持ち、性の多様化、生き方などについても教えた上で、コンドームがなければHできないくらいコンドームは大切なものであり、Hをすることは人として大切なことで、簡単に考えないように教えて欲しいと思います。
もっと言うと、性の商品化などについても教えて欲しいと思います。
今の社会では「学生はセックスするな」というメッセージは絶対に子供達には届かないでしょう。
繰り返しちゃいますが、
まずは自分の身体の守り方を教えること、困っていたらサポートの手を差し伸べること(サポートできる体制を持つこと)、性の多様性を認め合うこと、性の大切さを教えること をして欲しいと思います。
自分の事を思い出すと、若い頃のHでいい思いでってなかったような…(笑)。
やっぱり若気のいたりって思い出ばっかりです。そういったことが繰り返されていれば、それも経験だよ…ってことなんでしょうが、残念ながら、今はドラッグや落とし穴のように性感染症が蔓延していますので、若気のいたりですまされないのが現代です。