NPO法人リビングトゥゲザー理事長日記

おととい3/31の日付のアンケートが送られてきました。提出期限は5/10でした。たぶん、誤配されたものがようやく届いたものと思います。

遅れて届いたので急いで回答しようとしたんです。
ボランティア団体に関するものだったんですが、回答にとても困ったことがありました。

会員数を書く欄の右に男性と女性の数を書くようになっていました。
このアンケートを集計する団体は何をしたいんでしょうか？
男性と女性の数を知ることで何がわかるのでしょうか？

女性特有の問題を市民として解決したいと考えてボランティア活動をしている男性もいるでしょうし、男性の問題について解決の努力をしている女性もいるでしょう。
その団体の男性の数と女性の数がその団体の特性を現すと考えているのでしょうか？
まるでナンセンスな設問だと思い。私達は「性別差別はしていません」と書きました。

次に会員の職業別の人数を書く欄がありました。それも不思議です。
奥さんが働いていて、だんなさんが家事をしている人がいるんですが、彼は「主婦」ですか？「主婦」って女性用の漢字でしょ？
ですから、ここも私達は「職業差別はしません」と書きました。

性別で言うと、女性の身体で生まれてきていて、心は男性の人（性同一性障害の診断中の人）は男性と女性とどちらにカウントしたらいいんでしょうか？

（女性の）主婦だけで構成されている団体で今後も女性しかメンバーを求めないのであれば、そういう団体であると紹介すればいいと思うんですが…。

写真は性転換をした男性を対象にしたコンテスト「ミス・ティファニー・ユニバース　２００６」のグランプリを取った“元男性”。
　優勝したラトラウィー・チラプラパクンさんは「『性転換者に、就業のチャンスと全ての職種での平等を』と訴えたかった。私たちが持つ能力は世の中の男性や女性と変わらない」と語った。チラプラパクンさんには１０万バーツ（約３０万円）と新車が贈られた。
　仏教国のタイでは同性愛や性転換などに対し寛容な反面、家族からのプレッシャーに悩む当事者が多いのも現実。同コンテストはタイの観光宣伝と同性愛者や性転換者への権利をアピールするために９８年から開かれている。（AP通信）