ファッションショー:エイズ予防訴え、コンドームを頭に
ウクライナの首都キエフで開催中のウクライナ・ファッション・ウィークで12日(現地時間)、奇抜な作風で知られる同国のデザイナー、アレクシー・ザレフスキーさんが「エイズとの闘い」をテーマにしたショーを開いた。
膨らませたコンドームや血液を模した赤い液体入りの注射器などを頭につけたモデルが登場、エイズ予防を表現。ショーには、「HIV(エイズウィルス)に苦しむ人々を支援したい」という思いで、HIV感染者もモデルとして参加している。
ウクライナではここ数年、HIV感染率が急増し、感染者数は約36万〜59万人と推定されている。主な感染ルートは薬物常用時の注射器の共用といい、深刻な問題となっている。
【毎日デイリー・ニューズ】